判断ガイド
ShopifyとWordPress、どちらの商品URLを正規URLにするか
ShopifyとWordPressの商品ページのどちらをメインのバージョンとして宣言するかを決め、実際に配信された結果を記入式のチェックリストで確認します。
始める前に 両方の公開URLと、配信されるHTML。Search Consoleへのアクセスは任意です。
商品に公開ページが2つできました。Shopifyストアの商品ページと、WordPressサイトのページです。チームの誰かが、Googleにはどちらをメインとして扱ってもらうべきかと尋ねます。ほぼ同じ内容の商品ページが2つある場合と、独自の購入ガイドがある場合とでは、答えは同じになりません。
短く答えると、正規URL(canonical)を1つに絞って宣言するのは、互いにコピー、またはほぼコピーになっているページだけにし、検索からの訪問者に到着してほしいほうを選びます。別の役割を果たすページは、自身の正規URLを保ちます。いずれの場合も、正規URLは検索エンジンが考慮する希望であって、従わなければならない指示ではありません。
このガイドは、Fy2Pressの発行元であるPagupが公開しています。この方法は、Fy2Pressを使うかどうかに関係なく使えます。英語の資料からの引用は、すべて当社訳です。
正規URLはGoogleに何を伝え、何を伝えないのですか?
Googleは、希望を伝える方法を強さの順に整理しています。リダイレクトとrel="canonical"アノテーションは「強い」シグナル、サイトマップへの掲載は「弱い」シグナルで、これらの方法は「重ねて使える」としています(正規URLを指定する方法、2026年7月10日更新)。限界についても同じくはっきりしており、「正規URLの希望を示すことはヒントであり、ルールではない」と述べています(正規化とは、2026年8月20日)。明示的に宣言しても、Googleは「コンテンツの品質や技術的なシグナルなど、さまざまな理由で別の正規URLを選ぶことがある」としています(正規化の問題を解決する、2026年8月21日)。
ここから3つのことが言えます。
- 正規URLはリダイレクトではありません。両方のページは公開されたままで、訪問者はたどり着いたページをそのまま見ます。
- ほかのシグナルも一致させる必要があります。Googleはeコマースサイトに対し、内部リンク、サイトマップファイル、canonicalタグで同じURLを使うよう求めています(eコマースサイトのURL構造の設計、2025年12月10日)。
- noindexは正規化のための手段ではありません。noindexはページを検索から完全に除外するため、Googleは、サイト内で正規ページが選ばれるのを防ぐ目的でnoindexを使うことを推奨していません。
ストアとサイトは、通常は別のホスト名にあります。Googleは2009年にクロスドメインのrel="canonical"への対応を発表し、それを「絶対的な命令ではなく、ヒント」と呼びました(Handling legitimate cross-domain content duplication、2009年12月15日)。上で引用した現行のページはこのケースを扱っていないため、シグナルの1つとして扱い、Googleが何を選ぶかを確認してください。
タグより先にページを比べるべきですか?
はい。Googleは「同じに見える、またはメインコンテンツがよく似ている」ページをまとめ、その中から1つを選びます。ページの組ごとに、3つの質問をしてください。
- 同じ商品か:同じアイテム、同じデフォルトのバリエーション、価格と在庫状況の同じ情報源。名前が似ているだけでは不十分です。
- 同じ役割か:商品ページは、オプションを選んで購入する手助けをします。購入ガイドは、何を買うかを決める手助けをします。
- メインコンテンツが同じか:説明と画像が同じか、それとも一方のページにしかない充実した内容があるか。
3つとも「はい」なら、統合する価値のある重複です。1つでも「いいえ」があれば、別々のままにすべき2つのページかもしれません。
どちらのページをメインのバージョンにすべきですか? 3つのケース
| 状況 | メインのバージョン | 注意点 |
|---|---|---|
| WordPressのページがShopifyのページを繰り返しており、検索からの訪問者をShopifyに集めたい | Shopifyの商品ページ | WordPressのページはShopifyを指し、WordPressのサイトマップから外れる。ShopifyのURLは一般公開で応答する |
| WordPressがメインのサイトで、ナビゲーション、記事、リンクがその商品ページにつながっている | WordPressの商品ページ | テーマを変更しない限り、Shopifyのページは引き続き自身を正規URLとして宣言する |
| 購入ガイド、比較記事、チュートリアルで商品を取り上げている、または一部の内容だけが本当に編集コンテンツである | 各ページが自身の正規URLを保つ | ガイドの正規URLを1つの商品ページに向けない。代わりに商品へリンクする |
ケース1:Shopifyをメインのバージョンのままにする
WordPressのページの大部分がShopifyのページの繰り返しで、チームは検索からの訪問者にShopifyへ到着してほしいと考えています。まず、両方のURLが同じ商品を説明していること、そしてShopifyのURLが、パスワードページやリダイレクトの連鎖なしにステータス200で応答することを確認してください。
ケース2:WordPressをメインのバージョンにする
WordPressサイトがコンテンツ、ナビゲーション、リンクを担い、商品ページもその体験の一部です。チェックアウトは引き続きShopifyで行われます。Shopifyのページは自身の正規URLを保ちます。Shopifyのテーマのドキュメントでは、正規URLをLiquidオブジェクトcanonical_url、つまり「現在のページの正規URL」で出力しています(テーマにSEOメタデータを追加する、canonical_url)。また、Shopifyの自動生成サイトマップは「すべての商品へのリンクを含む」としています(サイトマップを見つけて送信する)。誰かがShopifyのテーマを変更しない限り、両方のページが自身を正規URLとして宣言し、Googleがどちらかを選びます。あなたが管理できるシグナルは、内部リンクとWordPressのサイトマップです。
ケース3:混在するサイトと、独自の編集コンテンツ
複数の商品を比べる購入ガイドは、それ自体の問いに答えています。これを1つの商品ページのコピーとして宣言すると、ガイドを役立つものにしている部分が隠れてしまいます。ガイドには独自のURL、自己参照の正規URL、そしておすすめする商品へのリンクを持たせてください。いくつかの商品に詳しい説明が必要なら、1つの商品ページに別のルールを当てはめようとするのではなく、記事やガイドとして書いてください。こうしたページの構成方法は、Shopifyの商品でWordPressの購入ガイドを作るで紹介しています。
Fy2Pressは「Google と SEO」タブで何をしますか?
Fy2Pressは、既存のShopifyストアのカタログをWordPressのコンテンツとして公開し、チェックアウトはShopifyに残します。無料版に含まれるGoogle と SEOタブには「商品のメインページを選択」という見出しがあり、「検索エンジンにどちらをメインのバージョンとして示しますか?」と尋ねます。
- 「Fy2Press が作成した WordPress ページ」が既定の選択肢で、「WordPress カタログの露出を高める場合におすすめ」と表示されています。商品ページは自身を正規URLとして宣言します。
- 「Shopify ストアの商品ページ」を選ぶと、WordPressの商品ページは、Shopifyが返すストアのプライマリドメイン上にある対応するShopifyの商品ページを、正規URLとして宣言します。これらのページはXMLサイトマップからも外れます。
「WordPress ページのインデックス登録を許可」の下にあるスイッチで、商品ページとコレクションページ(既定で許可)、タグページ(内容の薄いアーカイブを避けるため既定でオフ)について、noindexとサイトマップへの掲載を追加または削除します。ビルダーのテンプレートは常に検索エンジンから除外されます。
判断を変えうる点が4つあります。
- 1つの設定が、同期したすべての商品ページに適用されます。バージョン1.0.0には、商品ごとに選ぶ機能はありません。記事やガイドは自身の正規URLを保ちます。
- Shopifyをメインのバージョンにするには、インデックス登録の許可が必要です。WordPressの商品ページのインデックス登録をオフにすると、それらのページには
noindexが付き、Shopifyへの正規リンクは出力されません。タブには、この組み合わせについての警告が表示されます。 - Fy2PressはShopifyストアを一切変更しません。Shopifyのテーマ、その正規URL、サイトマップを編集することはなく、リダイレクトも作成しません。
- 最初の同期の前に決めてください。新しい商品ページはそのまま公開されるため、公開中のサイトでは、先にメインのバージョンとインデックス登録を設定してください(カタログを確認して同期)。
プラグイン自身もこの限界を明記しており、「正規 URL は検索エンジンが他のシグナルとあわせて考慮する希望であり、表示されるページや順位を保証するものではありません」と述べています。SEOの基盤は部分的なもので、WordPress本体と、Yoast、Rank Math、AIOSEO、SEOPressとの連携に対応していますが、すべてのテーマやプラグインのバージョンでの動作を保証するものではありません。各設定の詳細は正規のカタログ面を選ぶで説明しています。
チェックリスト:代表的な商品1つについて記入する
判断するページの組ごとに、この表をコピーしてください。公開URLとテスト用の商品を使い、トークン、顧客データ、非公開のアドレスは含めないでください。
| 項目 | 確認方法 | Shopifyのページ | WordPressのページ |
|---|---|---|---|
| 最終URL | プライベートウィンドウで開き、リダイレクトがあればその後のアドレスを記録 | ||
| 商品とバリエーション | タイトル、ハンドルまたはSKU、デフォルトのバリエーション | ||
| 読者にとっての役割 | 商品ページ、ガイド、コレクション、その他 | ||
| メインコンテンツ | 説明と画像が同じか、内容が異なるか | ||
| HTTPステータス | 200が期待値。パスワードページなし | ||
| robotsの指示 | 配信されたページのindexまたはnoindex | ||
| 配信されたHTMLの正規URL | ページのソースを表示し、rel="canonical"を検索 | ||
| XMLサイトマップ | そのドメインのサイトマップに掲載されているか | ||
| 内部リンク | メニュー、記事、コレクションはどのURLを使っているか | ||
| Googleが選択した正規URL | URL検査。インデックス登録済みのデータのみ |
判断:Shopifyに統合する、WordPressに統合する、両方のページを別々に保つ、のいずれか。
理由:習慣ではなく、表に基づいた1、2文。
誰が何を変更するか:Fy2Pressの「Google と SEO」タブ、Shopifyのテーマ、SEOプラグイン、メニューとリンク。
見直すタイミング:ページの充実した内容が増減したとき、ドメインが変わったとき、テーマやSEOプラグインが変わったとき。
変更後の結果はどう確認しますか?
設定画面だけでなく、訪問者とクローラーが受け取るページを読んでください。設定とHTMLが食い違う場合は、配信された応答を信頼し、それを上書きしているテーマ、プラグイン、キャッシュを特定します。Shopifyに正規化したWordPressの商品ページには、次のような行が含まれているはずです(ドメインと商品は仮のものです)。
<link rel="canonical" href="https://store.example.com/products/trail-jacket">
次に、そのページがWordPressの商品サイトマップに含まれていないこと、そして記事が選んだURLにリンクしていることを確認します。
両方のドメインをSearch Consoleで確認済みであれば、URL検査で「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」が表示されます(英語の画面ではUser-declared canonicalとGoogle-selected canonical)。Googleは「GoogleがこのURLを選択するという保証はない」としており、選択された正規URLはインデックス登録済みのデータにのみ表示され、ライブテストでは予測できません(URL検査ツール)。Googleがもう一方のページを選んだ場合は、反射的にnoindexを追加するのではなく、類似性、リンク、サイトマップを見直し、Googleが勧めているように、その選択のほうが検索ユーザーに役立っていないかを考えてください。Search Consoleがない場合は、タグから推測せず、Googleの選択は「不明」と記録してください。
次に何をすべきですか?
1つの商品についてチェックリストに記入し、テスト用のページに設定を適用して、配信されたHTMLを読んでから、判断をカタログ全体に広げてください。各設定については「Google と SEO」のガイドで、2つのプラットフォームの役割分担についてはShopifyとWordPressの組み合わせで説明しています。
出典
- Google検索セントラル:rel="canonical"などの方法で正規URLを指定する方法(英語)
- Google検索セントラル:正規化とは(英語)
- Google検索セントラル:正規化の問題を解決する(英語)
- Google検索セントラル:eコマースサイトのURL構造の設計(英語)
- Google検索セントラル ブログ:Handling legitimate cross-domain content duplication(2009年12月15日、英語)
- Search Consoleヘルプ:URL検査ツール(英語)
- Shopify.dev:テーマにSEOメタデータを追加する(英語)
- Shopify.dev:Liquidオブジェクトcanonical_url(英語)
- Shopifyヘルプセンター:サイトマップを見つけて送信する(英語)
次のステップ
インストールガイドで無料プラグインをインストールするか、FREEとPROの違いを比較してください。